ここではアンチエイジング成分としても注目されるフラ-レンについて説明しています。
EGFよりも、ちょっと耳馴染みがないかもしれませんが、同様にノーベル賞対象の発見といわれるのが、このフラーレンです。ダイヤモンドと同じ、炭素原子のクラスターの総称で、数十個の原子から始まる炭素元素同素体です。
さまざまな分野での活用が期待されるものなのですが、現在のところ、ナノレベルの超潤滑剤や医療の分野ではHIVの特効薬としての利用が検討されているとか。
そして、美容の分野ではビタミンCの125倍ともいわれる抗酸化力に注目が集まっています。
私たちのからだには、活性酸素や体に有害な物質を生み出す活性分子が日々生まれています。最近は、からだがサビるなどという言い方を耳にしますが、まさしく金属が酸化してサビてしまうように、活性酸素によってサビてしまいます。
こういうサビの原因となるものをラジカルと呼びますが、フラーレンは別名ラジカルスポンジと呼ぶそうで、活性酸素などをスポンジのように吸収して無害化してくれるのです。
さらに、お肌に大切なコラーゲンを生み出す力もプラセンタの800倍!シミやシワの原因となる黒色メラニンができるのを抑制する力まであるというのですから、注目されない訳がありませんね。
万能とも思えるフラーレンの欠点は水に溶けないことだったのですが、水溶性フラーレンに改良されたことによって、美容のジャンルでもローションなどに配合することが可能になりました。
老化の天敵に打ち勝つフラーレンに、今後も注目です。
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